AMHの基礎知識
◆ 卵巣予備能検査:AMH を受けるメリット
① 卵巣年齢が分かる
主に卵巣内にある前胞状卵胞(AF)の顆粒膜細胞で
作られているホルモンがAHMホルモンです。
その為、AHM値は、AFの数と比例します。
AFは年齢と伴に減少してゆくように、
比例関係にあるAMHも加齢と共に低くなります。
AMHホルモンを数値化したAHM値は、「卵胞の供給量」を
示します。AMH値の幅には「波」が存在します。
② 治療の進め方を医師と患者さんが一緒になって
決めるのに役立つ
予想したよりもAMHの値が低い
(実年齢に比べて、早く卵巣機能が低下している)場合
●早めに次のステップに治療を踏み切るかの
判断材料になる【期間】
●どの治療法を何回位行うかの判断材料になる。【回数】
●排卵誘発の方法の選択に役立つ 【刺激方法】
③ 排卵誘発剤にどの位 卵巣が反応するか予測できる
AMH値から「排卵誘発」によって発育する卵胞が
どのくらいなのか予測できる。
その為、卵巣刺激の方法を医師と患者さんが
選択する時に役立つ。
AMHやAF(AFC)は、閉経時期の予想の
判断材料にもなります。
◆ 年齢別のAMH(=卵胞の供給量)
参考:JISART